2024年11月28日木曜日

両親を連れ、山形へ

ここ数年で両親の兄妹が次々亡くなりました。

身体的事情から葬儀に行きたくても行けず、

時々「何にもしてあげられなかったな」とこぼしていたので、

思い切って私が連れていくことにしました。

いったん札幌から飛行機で実家まで行き、

そこからレンタカー。両親を乗せ、圏央自動車道から

東北自動車道に入り、福島を過ぎたところで

山形方面に入るルートは約360km。

温泉旅館に連泊し、そこから父と母の実家やお墓に

通いました。もともと隣同士の集落なので

双方の家はさほど遠くないのですが、

両親にとっては約40年ぶりの里帰りになります。

私も従妹に会うのは25年ぶりでした。

耳が遠く認知症も進行している父は、

実家に来ても「ここはどこだ?」と繰り返します。

父の妹にあたる叔母が「私だよ、わかる?」と

顔を突き合わせて話しかけてもポカン?としていましたが、

「のぶこだよ、のぶこ!わかる?」と言うと、

ようやく分かったようでした。

母には3人の兄がいますが、一番上とすぐ上の兄が

続けて亡くなり、二番目の兄と久しぶりに再会。

二人で、亡くなった兄弟や両親の昔話を楽しんでいました。

「買い物にも行けないから山形になんてとても行けないし、

もう会えないと思っていた。連れて行ってもらって

思わぬ人にも会えてよかったよ。」という

母の言葉が沁みました。


2024年9月25日水曜日

「東部児童相談所」を視察

9月8日、文教委員会でオープン直前の

「札幌市東部児童相談所」を視察しました。

2019年に札幌市中央区で起きた2歳女児虐待事件では、

虐待通報の対応の遅れなどが問題になり、

党市議団をはじめ各会派から児童相談所の職員体制や

専門性とその育成、職員不足などが次々質疑されました。

市は、「第3次札幌市児童相談体制強化プラン」を作成し、

その一環として市内に2つ目の児童相談所建設に踏み出し、

いよいよ9月22日から白石区本郷通3丁目にオープンします。

1、2階は市民対応フロアで、受付、面談のほか、

普段の親子の様子をみるプレイルームなどがあり、

司法面談室が新設されました。

福祉的対応のほか、警察や弁護士など法律的な対応が

必要になることも度々ありますが、

辛い経験を児相でも警察でも話さなければならない子どもの

ことを考え、1回の面談に関係者が参加できるよう

工夫された部屋です。

3階、4階は一時保護所で、

子どもたちがバスケットボールなどもできる広さの

アリーナも設置されていました。

できるたけ家庭的な雰囲気となるよう、

食堂の隣は「学校の机と椅子を置くより、

ゴロンと横になれるスペースにできないか検討中です」と

スタッフも工夫を凝らして準備していました。

正職員80人と会計年度任用職員も含め120名の配置で、

白石・厚別・豊平・清田の4区を所管する予定です。


2024年8月21日水曜日

文教委員会の視察②

札幌では、北大構内に建築家・安藤忠雄氏による

「子ども本の森」が建設される予定もあり、

佐賀県の武雄市図書館を視察しました。

2013年にリニューアルオープンし指定管理者制度を導入。

コーヒーショップと本屋が入った図書館です。

館長はとても熱のこもった説明で、

「いつでも利用できる図書館」「居心地のいい図書館」を

めざし、地域コミュニティと情報の拠点、

新たな発見につながる場所にする取り組みについて

話してくれました。

2017年には子ども図書館も連接オープンし、

「武雄で子育てしたい」と思ってもらえる図書館を

めざすことも目標に加わりました。

生涯学習施設として、講座やイベント、

おはなし会など年に1000回を超える企画を、

図書館側だけでなく市民・地元業者と協働し、

例えば英語講座を地元に住む外国人に

ネイティブで指導してもらうなど、

主体者になってもらう人を広げることに取り組んでいました。

リニューアル時は年25万人程度だった来館者が

現在では90万人近くになり、

観光で訪れる人も増えたようです。

「最初は、図書館に来る人を増やすため

居心地のいい場所に、という目的でしたが、

取り組みを通じて、自己実現の手助けになる図書館へと

役割が変わり、住民自身の成長につながっている」と

話していたことがとても印象に残りました。


2024年8月7日水曜日

文教委員会の視察①

7月23日から25日にかけて、
市議会文教委員会の視察で、長崎市・武雄市・熊本市に
行ってきました。
長崎市は2022年に「全天候型こども遊戯施設」を開設した
とのことで、時間が取れず現地を見ることが
できませんでしたが、その概要や経緯をお聞きしました。
延床面積1753平米で、
クライミング・ボルダリングウォールやボールプール、
トランポリン式のふわふわドームなど
大型の屋内遊具があり、乳幼児から小学6年生まで利用できる
施設でした。
もともとは「あぐりの丘」というキャンプや乗馬体験、
うさぎやヤギを飼いテニスコートやホテルなどが
用意された農業体験型の広いエリア施設を
第三セクターで運営していた、とのことで、
その民間が解散・撤退したあとを長崎市が直営にし、
子ども部へ所管を移して開設したものです。
市街中心部からバスやマイカーを利用して
家族連れが利用する場所のため、
レジャーエリアの中に建てられた屋内遊戯施設と
なっていました。
これらの説明の前段に、
「核兵器のない世界の実現に向け、いっそうの取り組みの働きかけをお願いいたします」という主旨のお話があり、
さすが長崎市だ、と思いました。

2024年4月24日水曜日

建設業が抱える問題への対応

先日、こんな説明を受けました。

2022年頃に設計していた学校改築の工事費を

この春に精査したところ、

近年の工事資材価格の高騰、

公共工事を積算する際に用いる労務単価の引き上げで、

当初より工事費が上がる、というのです。

あわせて、建設業労働者の週休2日制実現を率先する立場から

工期を再検討すると、3か月延長する必要も生じた、

といいます。

するとこの工事は、WTO「政府調達に関する協定」に

該当する22億8千万円を超える費用となり、そのため、

入札手続きに要する期間も2か月延ばす必要が生じます。

さらに、国の補助を受けるため、着工からの工事期間

「2か年以内」という条件をクリアする必要もあり、

そのためには年度当初すぐ着工、という工期設定が必要で、

入札→着工→工事終了の1期分だけで、

2年計画が2年半かかることになる、というのです。

3期に分かれたすべての工事終了は

約2年延びることになります。

学校への影響は心配ですが、

建設業が抱える長時間労働や

下請け構造による低賃金などを改善するためには、

こうした具体的な対応になるのだとつくづく思いました。