2023年12月4日月曜日

IOCとの「対話」から撤退を

IOCが11月30日、冬季五輪の開催に関して公表しました。

2030年はフランスのアルプス地方を、

2034年はアメリカのソルトレイクを、

「開催のための『狙い定めた対話』に招待」した

とのことです。

10月中旬に秋元市長が「30年招致断念」と共に説明していた

「34年以降の招致の可能性を探る」ことは

不可能となりました。

IOCはさらに、2038年についてスイスを

「『優先的対話』に招待することで、特別な地位を与える」

としました。

「住民支持などまだ議論を深める必要のある分野への

対応を求め」ますが、

「優先対話の期間中、IOCは他の開催候補地との

話し合いを行わない。

優先対話は2027年末まで続く」と説明しています。

2038年の札幌への招致の可能性は僅かにあるものの、

2027年までは札幌と話し合わないのですから、

「可能性を探る」ことはさらに難しくなったのです。


今後の札幌招致は「今月19日に協議して決める」と

報じられています。

招致の可能性を探ることは止め、

IOCとの「継続的な対話」ステージから完全に降りる、と

明言するかどうか、注目です。