IOCが11月30日、冬季五輪の開催に関して公表しました。
2030年はフランスのアルプス地方を、
2034年はアメリカのソルトレイクを、
「開催のための『狙い定めた対話』に招待」した
とのことです。
10月中旬に秋元市長が「30年招致断念」と共に説明していた
「34年以降の招致の可能性を探る」ことは
不可能となりました。
IOCはさらに、2038年についてスイスを
「『優先的対話』に招待することで、特別な地位を与える」
としました。
「住民支持などまだ議論を深める必要のある分野への
対応を求め」ますが、
「優先対話の期間中、IOCは他の開催候補地との
話し合いを行わない。
優先対話は2027年末まで続く」と説明しています。
2038年の札幌への招致の可能性は僅かにあるものの、
2027年までは札幌と話し合わないのですから、
「可能性を探る」ことはさらに難しくなったのです。
今後の札幌招致は「今月19日に協議して決める」と
報じられています。
招致の可能性を探ることは止め、
IOCとの「継続的な対話」ステージから完全に降りる、と
明言するかどうか、注目です。