2022年11月28日月曜日

大通西4丁目に高層建築物

 都市計画審議会で,

大通西4丁目にあるビルの建て替え計画が決定されました。

ここは高さ制限のない地区で、

高さ185m地上34階建て、商業施設と宿泊施設の

複合ビルを建てる計画です。

現在のビルが高さ40mですから

4倍もの高層建築物となります

大通西4丁目といえば、中心部中の中心部。

観光客や働く人が憩い、一年中イベントが繰り広げられる

大通公園の核となる場所です。

NHK放送局が映し出すテレビ塔から

大倉山を望むカメラには大通公園が伸びていますが、

その左手南側のビルの一角が高層建築物になるため、

藻岩山と大倉山の間で

稜線が途切れてしまうことになります。

道路の現状はどうでしょうか。

大通公園のイベントで、

資材を運ぶトラックなどが西向き道路の内側車線に

駐車していることが多く、

外側車線も駐停車がひんぱんです。

そこに宿泊・商業施設が作られれば、

利用のための駐停車や駐車場待ちなどが増え

渋滞がひどくならないでしょうか。

このエリアは札幌のまちづくりでも

「交流拠点」として魅力向上の空間を

形成すべきところとなっていますが、

アトリウムや広場が建物内に整備されようとも、

視界を遮断する高層建築物は景観を

損ねることになるでしょう。