10月12日の決算特別委員会で、
担当部長は、 停留所の位置などの
物理的課題や延伸ルート案の需要予測、
「 開業より単年度赤字となり、
30年後に多額の累積欠損金が見込ま れる」、
「レールや架線などの設備投資、
コスト面にも課題がある、 と答弁しました。
私は、 ループ化の時に商店街や業界の方々と
話し合いを重ねて課題解決し てきたと述べ、
「ループ化だけで終わらせるわけには
いかない。 延伸させてこそ、
魅力ある都市の創造に寄与できる。
3方向への具 体化を」と求めました。
部長は、都心、創成川以東と桑園の
3地域 を対象とした路面電車の延伸検討を
継続することを表明し、
「 軌道を敷くことによる沿線施設への影響や
採算性の課題解決を図る ため、
新たな技術などの導入可能性も含めて
幅広く検討する」 と答えました。
新たな技術とは、ITなどを活用したり
水素による発電技術の導入等を
視野にしたものです。
それらは確かに日進月歩ですが、
確立した技術でもありません。
見通しが不透明な中で、
それらの技術開発に委ねるかのような
方向では、具体計画は示されないままに
なりかねません。
私は再度、それらを待つことなく
計画を示すよう求めました。
「 次期まちづくり戦略ビジョンの
戦略編の策定に合わせて
一定の結論 をお示ししたい」とのことですから
延伸の具体計画を求める運動を
大きく広げることが重要になってきます。