2021年7月19日月曜日

ある医院からの苦悩のメール


「当院で1回目を受けていただいた方、

1634名ものご予約をキャンセルもしくは

予約変更をしなければならない事態に

なりました」という苦悩が語られた、

市内のある医院からのメールが届きました。

十分な供給見通しのないまま、

自治体に接種を急がせ、

その現場である医療機関は、

急アクセルと急ブレーキを

短期間で切り替えなければならない事態です。

この医院は、「臨時に医師10名・看護師8名・

受付スタッフ11名採用致しました。

このままだと、その方々にも7月22日以降

していただく仕事がなく、

給料を支払うこともできなくなります。」と

窮状を訴えています。

秋元市長は7月15日の定例記者会見で、

「医療機関の皆さまには大変なご負担を

お掛けしている」と述べ、国に対し

「打てと言っておきながら、

ワクチンが無くなったという抗弁として

地方に在庫があるから減らすというようなことを

言い出してきたのではないか」と

疑念を語りました。

医療提供体制を懸命に支えている医療機関に、

国の不合理な判断がいっそうの負担を

強いている、という構造です。

五輪ばかりに目が向いて、

こうした現場に心を寄せることもできていない、

というべき事態です。