2021年3月8日月曜日

CO2削減目標を地域循環で

札幌市は、これまでの「温暖化対策推進計画」と 
「エネルギービジョン」を一つにした 
「気候変動対策行動計画」を策定するための
案を示しています。 

 共産党市議団はこれまで
「CO2削減の計画を変更し、 目標値の引き上げや
達成する時期を早める検討を」と求めてきました。
 今回の案では、2050年までにCO2排出実質ゼロ、 
2030年までに1990年比43%の削減で
537万トンCO2排出と、
 これまでの25%削減より高い目標を
設定しようとしています。 
2018年の速報値で1155万トンCO2の排出ですので、 
あと9年で618万トンCO2を削減する目標となります。 

具体的な取り組みで重要なことは、
再生可能エネルギー導入の拡大だと思います。 
これまで、戸建住宅の太陽光パネル設置が、
市民が再生可能エネルギーを使う中心でした。 
こうした個別の努力に今後も頼るだけでは、 
なかなか進まないのではないでしょうか。 
 道内の自治体では、バイオマスや風力などによる発電を、
行政が住民や地元業者とともに進めて
地域循環を作っています。 
札幌も、地域とともに発電するしくみ作りに
踏み出してはどうでしょうか。