「エネルギービジョン」を一つにした
「気候変動対策行動計画」を策定するための
案を示しています。
共産党市議団はこれまで
「CO2削減の計画を変更し、
目標値の引き上げや
達成する時期を早める検討を」と求めてきました。
今回の案では、2050年までにCO2排出実質ゼロ、
2030年までに1990年比43%の削減で
537万トンCO2排出と、
これまでの25%削減より高い目標を
設定しようとしています。
2018年の速報値で1155万トンCO2の排出ですので、
あと9年で618万トンCO2を削減する目標となります。
具体的な取り組みで重要なことは、
再生可能エネルギー導入の拡大だと思います。
これまで、戸建住宅の太陽光パネル設置が、
市民が再生可能エネルギーを使う中心でした。
こうした個別の努力に今後も頼るだけでは、
なかなか進まないのではないでしょうか。
道内の自治体では、バイオマスや風力などによる発電を、
行政が住民や地元業者とともに進めて
地域循環を作っています。
札幌も、地域とともに発電するしくみ作りに
踏み出してはどうでしょうか。