2021年1月11日月曜日

全く筋の通らない話

サッポロファクトリー付近の北2条東4丁目の交差点の クランクを解消するため、 東4丁目線を現状の4車線(片側2車線)から2車線に減らす、 という都市計画変更案が出されています。 その根拠は「将来交通量」に基づく「混雑度」で、 0.81から0.96だから「2車線にしても交通処理は可能」だと説明しています。 (参考:国道36号線豊平橋付近は混雑度1.93) 一方で、混雑度0.76から0.92の創成川通りは 巨費を投じてトンネル構造にする計画です。 なぜ混雑度の低い道路を「渋滞解消」だとして広げ、 それより高い道路を狭めるのでしょうか。 全く筋の通らない話だと思います。 1月8日の北海道新聞に、商工会議所が主催した 「札幌都心アクセス道路と北海道の未来を考える」フォーラムの 一面広告が掲載されていました。 渋滞解消、救急搬送に必要、などを研究者に語らせたようですが、 根拠希薄を覆すものではなかったようです。 コロナ禍で苦しむ市民が、ここに巨費を投じることを知ったらどう思うでしょうか。 これは札幌市の問題であると同時に、国政課題です。 今年もおおいに訴えていきたいと思います。