市営住宅の改修の際に、
これまでの内断熱板から外断熱板による断熱化に変えたら
どの程度効果が上がるのか、という実験を、
里塚団地で4年間行っていました。
先日、その結果が出され報告を受けました。
灯油使用量は約43%削減で「削減効果は大きかった」としています。
また、室内温度は、暖房を入れていない部屋でも
全住戸共通で顕著な室温上昇が見られた、とのことでした。
室内表面温度も上昇し、暖房を使っている部屋と
使っていない部屋との差が大きくないため、
「結露の防止効果があったと考えられる」としています。
入居者へのアンケート調査では、「燃料費が抑えられるようになった」、
「就寝中・起床前に寒さが気にならなくなった」、
「薄着で過ごすようになった」など、
生活実感としても効果が認められています。
昨年の議会で、私はマンションなどへの
外断熱改修を促進する手だてを求めてきましたが、
その根拠となりうる結果となりました。
CO2削減を加速させるためにも、
市民への普及と市住での実施を求めていきたいと思います。