2020年10月30日金曜日

市営住宅の高断熱実験結果

市営住宅の改修の際に、 これまでの内断熱板から外断熱板による断熱化に変えたら どの程度効果が上がるのか、という実験を、 里塚団地で4年間行っていました。 先日、その結果が出され報告を受けました。 灯油使用量は約43%削減で「削減効果は大きかった」としています。 また、室内温度は、暖房を入れていない部屋でも 全住戸共通で顕著な室温上昇が見られた、とのことでした。 室内表面温度も上昇し、暖房を使っている部屋と 使っていない部屋との差が大きくないため、 「結露の防止効果があったと考えられる」としています。 入居者へのアンケート調査では、「燃料費が抑えられるようになった」、 「就寝中・起床前に寒さが気にならなくなった」、 「薄着で過ごすようになった」など、 生活実感としても効果が認められています。 昨年の議会で、私はマンションなどへの 外断熱改修を促進する手だてを求めてきましたが、 その根拠となりうる結果となりました。 CO2削減を加速させるためにも、 市民への普及と市住での実施を求めていきたいと思います。