2020年6月22日月曜日

学校規模の考え方を改めよう


密閉・密集・密接を避ける目的で

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言中、
市内小中学校で「分散登校」が行われました。
今は通常に戻りましたが、
「3密」にならないよう、特別教室の活用や
体育館の利用に制限を設けるなど、
引き続き対策が必要です。
これらの対応は、
これまでの学校規模や学級規模が、
感染を拡大させやすいものであったことを示しています。

札幌市教育委員会は、「学校規模適正化計画」と称し、

小学校12学級未満、中学校6学級未満の学校を
統廃合(=大規模化)する計画を持っていますが、
その考えを改める時ではないでしょうか。
第2回定例市議会の代表質問で、
計画の再検討を求めましたが、
教育長は、「引き続き(統廃合を)進める」と答弁しました。

文科省の出した
「学校における新型コロナウイルス感染症に関する
衛生管理マニュアル」では、
身体的距離を「1~2m確保すべき」としており、
統廃合で大規模化するほど、
身体的距離の確保は難しくなります。

これまでも、南区や厚別区で学校統廃合が進められ、

党市議団は画一的・一方的な統廃合に反対してきました。
今回さらに、感染拡大防止が求められています。
教育面でも健康衛生面でも、
統廃合計画は考え直す時なのです。