2019年3月12日火曜日

抜け穴だらけの保育無償化

10月から「幼児教育・保育無償化」が始まる予定です。
札幌ではどうなるのか、議会で質問を行いました。
新しい国の制度は、全ての子どもが対象ではありません。
0歳から2歳の、住民税を支払っている家庭は外されます。
札幌では、約8000人の子どもが
無料にならないことが明らかになりました。
札幌市には、「第2子は保育料無料」というしくみがあります。
それに該当すれば0~2歳でも無料になるのかな、と
調べてみると、
「第2子」には、上の子が保育所に在園していること、という
条件が付いています。
上に兄姉がいても、
小学校などに上がっていれば「第2子」にならず、
これも対象外なのです。
国の新しい「保育無償化」は、
給食の食材費を別途徴収する、というしくみとセットです。
すると、保育料は無料になっても、
それより高い食材費を支払うことになる家庭があることも
明らかになりました。
国の制度も市の制度も抜け穴だらけ。
子育て支援を本気でやるつもりなら、
すべての子どもが対象になるようにすべきです。