2018年11月19日月曜日

行き過ぎた「効果の強調」

10月24日の札幌市議会決算特別委員会で、
市が推進する「都心アクセス道路」について
村上ひとし議員が質問しました。
国と北海道と市による「検討会」が設置され、
国が建設を判断する段階に入りました。
高架・交差点改良・地下の3案に加え、
高架と地下を混合する案も出され ましたが、
それは北上する場合、
「北27条」付近で地上に出る構造になっています。
これまで、札幌北ICに直結することで
「夏は8分時間短縮できる」、
「その経済効果は165億円」などと
市は説明してきましたが、
では北27条なら効果はどうなのか、と質問すると、
「まだ出入口など決まっていない。
国の計画段階評価の後に国で明らかにしていく」と答弁。
これまで市民に説明してきた
「時間短縮効果」の前提すら変わる可能性があるのに、
さも効果が大きいかのような
行き過ぎた情報提供をしていたということになります。

どの案が効果的かは、

「現時点ではフラット(等しい)だ」と答弁しています。
そうであれば、交差点改良の利点も強調し、
フラットな議論ができるようにすべきです。
(交差点改良であれば、共産党は反対しません)