2017年6月19日月曜日

札幌市のICT活用はやめるべき!

札幌市は「ICT活用戦略」を作成し、
第2回定例会で6000万円の追加予算を組みました。
ICTとは、コンピュータやネットワーク関連の技術や産業など
情報通信技術のことを指します。
人感センサーやビーコン、アプリを使って
大量のデータを収集し、
健康・観光・雪対策の分野を柱に、
健康行動の喚起、観光マーケティング、
効率的な除排雪などを行うというのが
今年度の内容です。

その先、購買行動分析、医療や健診データと連携した分析、
レセプトなど既存医療データとのかけ合わせによる
医薬品研究等、
官民一体での活用をイメージして進んでいきます。
第2回定例会で、日本共産党市議団は
この議案に反対しました。
たとえ匿名化しても、
自分の行動記録が知らないうちに
企業の利益のために売られ、
マーケティングに活用されることに
不快感や気味の悪さを感じる人は少なくありません。

行政は、本来、市民のプライバシー侵害の
恐れがある事柄には抑制的であるべきで
「匿名化するから問題なし」と税金を使い
企業と一体になって推進する立場に立つのは間違いです。