2017年2月6日月曜日

2つ目の児童相談所を

札幌市は今年度中に
「児童相談体制強化プラン」を作成しようとしており、
6日の文教委員会で(案)を審議しました。
年間の相談件数は6574件と5年前より1416件増、
中でも虐待などの養護相談は3346件と1505件増えています。
一般市民や警察などからの虐待通報は1366件で
5年前の710件のおよそ2倍です。

被虐待児などを保護するための「一時保護施設」は
今年4月に改築を終えて定員50名に増やしましたが、
年間延べ9887名、一日平均27.1人で、
80人を超える日もある実態です。
プラン(案)では「第2児童相談所の設置に関する検討」を
約1年後の2018年度から開始する、としていますが、
すでに相談も一時保護も満杯なことは明らかです。

札幌市よりも児童数の少ない川崎市では3か所、
京都市は2か所となっており
他の政令都市と比較しても2か所目の児童相談所を作ることは
急がれると思います。

児童福祉司のさらなる増員と、

どこにどんな体制で第2児童相談所を作るのか、
具体化を図ることは急がれる課題ではないでしょうか。