2017年1月10日火曜日

オランダの核廃絶運動に励まされ

1月3日のしんぶん赤旗(日刊紙)に
「核兵器禁止条約交渉開始」に向けて
国連で会議が開催されることが決まった背景の一つとして
オランダの草の根での運動について
詳しい記事が載りました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-01-03/2017010301_03_1.html

昨年8月、私も参加した「原水爆禁止世界大会・国際会議」での、
オランダ「PAX」(平和活動団体)で活動している
セルマ・ファン・オーストヴァードさんの発言が、
生き生きしていて、参加者から
「もっと詳しく聞きたい」という要望も出されるほどだったことを
覚えています。
(原水爆禁止2016世界大会で発言するセルマさん)
 

核兵器廃絶をオランダの政治議題にする」という目標を掲げ、
国会で議論してもらうために必要な
4万筆の署名を集める取り組みを発言。
住所や生年月日の記入が必要な署名に
市長やセレブ、有名人への協力を依頼して宣伝してもらう、
「政治活動は…」という反応には
「これは人道的な活動です」と呼びかけるなど
工夫がたくさんありました。
アメリカの圧力がある中で、オランダ政府が
「核兵器禁止条約」の交渉開始に向けた決議を
反対せずに棄権としたのは、
こうした市民世論と運動があったからです。

今回の国連での一歩前進に励まされながら、
今年もみなさんと「核兵器廃絶」を求める運動を
強めなくてはならないと決意を新たにしています。