2016年12月8日木曜日

「鴨々堂」での自然エネルギー実践

札幌市で再生可能エネルギーを促進するため、
議会質問で取り上げようと思ったのは今年の夏ごろでした。
ですが、私には経験らしいものがなく、
再生可能エネルギーを活用した生活が
なかなかイメージできませんでした。

北海道新エネルギー普及促進協会(略称NEPA)
ご教示いただき、
南7西2にある古民家「鴨々堂」でロケットストーブを設置した
実践について現地で講演を聞く機会を得ました。
薪を燃やした熱を利用して床暖房を作り
部屋を暖める実践です。
ドラム缶で薪を燃やす場所を作り、
そのまま煙道を床に這わせて排熱を送ります。
熱が上昇するためには
炎の先から垂直に熱が上がるようにするのがポイントで、
10メートル程度の煙道でも温度が下がらないよう
断熱材を入れます。
「薪を燃やす人が離れられない」という課題はあるようですが、
すき間風の通る古民家を間違いなく暖めていました。
設計士と職人さんと研究者の共同で、
今年の夏に工事を終えてデータ収集。
札幌の再生可能エネルギーの普及は、
こうした共同型が大事なのだと思いました。