2016年9月9日金曜日

「子どもを核に」明石市の施策

兵庫県明石市で
「全世帯対象の子ども施策を次々と打ち出し、
子育て世代を呼び込んでいる」という
記事を読みました。(「沖縄タイムス」8月30日付)

中学生までの医療費無料化、

保育料の第二子以降の完全無料化、
児童養護施設の新設、児童相談所の設置、などを
実現させているそうです。

その市長のコメントが素晴らしい。
「子どもにかかるコストを誰が負担すべきか。
子は親の『持ち物』と考えれば親の責任だが、そうではない。
明石の子は社会全体で育て、コストは社会が負担する。
欧州では主流の考え方だ。」
所得に関係なく一律無料にしたことについて、
「対象者の絞り込みは難しく時間がかかる。
どの家が貧困かという議論に
子どもを巻き込んでしまう恐れもある。
そこにかかるコストやエネルギーを
事業そのものに回した方がいい」と明快。
財源は、「要は優先順位の問題。
保育料無料化に7億円かかるが、最初に確保し、
残りでほかの予算を編成する」ときっぱり。

子育て支援を貫く姿勢が2期目の当選となり、

いまは人口が増えているそうです。

「子育てを支援してほしい」と願うみなさんは
まさにこういう施策を望んでいるのではないでしょうか。