2016年2月15日月曜日

理解得られない議員の海外視察費

すでに報道されているとおり、
札幌市議会は、
凍結されていた海外視察費
議員一人あたり1任期中に80万円上限)の
支給を再開しました。
党市議団は、これに反対をしましたが
賛成多数で強行されました。

まず、この決定機関が幹事長会議であること自体、問題です。
3人以上の会派であることが幹事長会議の参加資格要件で、
2人以下の少数会派は議論に参加できません。
少数会派を排除するのでは、
市民の声を反映したことになりません。

市民のくらしはいっそう厳しく、
市の財政は市民福祉の向上を最優先にすべきです。

2010年度には凍結した5440万円を奨学金にして
市民に喜ばれました。
オリンピック招致などの活動で
海外視察する必要があったとしても
市議会の代表団の編成などの工夫をすれば、
一人80万円いつでも海外どこへでも視察に使える、という
しくみは必要ありません。

海外視察の復活は、議会合意とはいえず、
市民の理解を得られるものでもありません。

だれが、どのようにこれを使うのか、
みんなでチェックしていきましょう。