2015年10月2日金曜日

保育料負担増が起きています

「1万円も保育料が上った」、
「2万円あがった人もいるって聞いたよ」と
驚きと怒りの声が保育所で起こっています。

9月上旬、札幌市が出した
保育料「決定通知書」が
各家庭に配られたからです。

これまで保育料は、
その家庭が支払っている
所得税に対して算出していました。
今年4月からの「子ども子育て支援新制度」移行で、
住民税に対して算出する方法に国が変更しました。
その際に「年少扶養控除」の
みなし適用を廃止してしまったことが
大きく影響しています。

札幌市は「負担額の変更がないものとなるよう、
モデルケースを設定し、
収入が同じであれば変わらないように設定」する、
と以前から保育関係者などに説明してきました。
ところがフタを開けてみたら、
保育料が上っている人、
特に、子どもが3人以上いる家庭に
その影響が出ています。

大阪府豊中市では6600円だったものが
30300円になった5人の子育て家庭が
テレビで取り上げられています。

札幌でも保育団体を中心に
議会陳情や異議申し立てを
起こそうと運動が始まっています。