2015年6月20日土曜日

豊滝小学校の統廃合問題

豊滝小学校の統廃合問題で、
保護者と教育委員会との話し合いの場があり、

ご案内をいただいたので
同席させていただきました。


聞いていてよく伝わってきたことは、
「今年2月24日に開かれた教育委員会議で

豊滝小学校の統合が決定された。
これまで地元と教育委員会で
非公開で話し合いを積み重ねて
「統合を前提とせずに話し合う」としてきたのに、
何の説明もなく
翌日の新聞報道でそのことを知った。

今後のことを話し合いたいが、
信頼関係が崩れてしまい、
ゼロに戻してほしい」
ということでした。

市教委は議会に対して
「大半の方から統合はやむを得ないという
ご意見をいただいており、
学校統合に対しては一定の理解をいただいている」
と説明していましたが、
「一定の理解をいただいている」とは言いがたく
不信が募るばかりの状況だと感じました。

すでに、第2回定例会の議案には
豊滝小学校の統合について「条例改定案」があり、
6月24日から7月17日までの会期で
このことも決着をつける形になっています。
私から
「この段階であれば、議会に
「条例改定の凍結を求める」という趣旨の
陳情か請願を議会に提出して、
いったんストップをかけるのがよいのではないか」と
提案しました。

日本共産党市議団は、
学校統廃合について
「地元住民や保護者PTAなどと十分に話し合い、
合意を得なければすすめてはならない」という立場です。
豊滝小学校については、
合意を得ていない、と思います。

もうひとつ思うのは、
1年生から6年生までの複式学級、とか
10名いるかどうかの児童数、という小規模学校は
本当に「教育ができない・規模が不適正」なのでしょうか?
確かに、野球のようなチーム競技はできないでしょう。
でも、学校って規模じゃありません。
どんな学校環境でも
その子の成長を豊かにはぐくむ教育は
できるのではないでしょうか。
主人公となる生徒がいて、
育てたいと思う親や先生がいるのですから。

私は、「適正な学校の規模」という考え方自体
たいへん疑問に思っています。