2013年8月31日土曜日

福島からの避難者と懇談

厚別区にある雇用促進住宅には、
東日本大震災で被災した方が住んで
コミュニティを築いています。
先日、お話を聞かせていただきました。

東京電力に実情を訴えても
「あなたが好きで北海道に住んだのでしょう。」とあしらわれる。

被災者支援はあたたかいが、生活保護や児童相談の話になると札幌市の対応は腰が重くなる。

この住宅は来年3月までの約束となっているが、
せめて延長して住宅の保障をしてほしい等、

さまざまな要望が出されました。

12歳の男の子のお母さんは
「僕は10年後に被ばくして死ぬんでしょ?」と子どもが言う、
心的外傷を受け自傷行為を繰り返し目が離せない、
こんな不安定な生活では子どもが落ち着かない、と訴えました。
母親としてこれほど切ないことはないでしょう。
涙なしに聞けませんでした。

福島原発事故の「収束宣言」は被害を広げています。
「もう終わったことだから」と
被災者を見放す行政や東電の対応が、
この日具体的に語られました。

放射能汚染は広がっているのですから
事故はまだ続いています。