2013年8月6日火曜日

原水禁世界大会国際会議

原水爆禁止2013年世界大会の
国際会議に出席してきました。

2015年にNPT(核不拡散)条約の再検討会議が行われます。

核不拡散、というのは
いま核を保有している国はそのまま保有していてもよいが、
新たに保有する国はダメ。
これ以上の拡散はさせない、というものです。

これ以上はダメだけど、ここまでならいいのか?
当然、「ノー」です。
すべての国が核兵器を持たない。
それでこそ安全・平和・公正がつくられます。

この会議で、
それぞれ国の平和運動のとりくみ状況や、
どのように世界各国に核兵器廃絶を決意させるか、
地域に、各国政府に、国際機関に
はたらきかけている様子が話されました。




非人道的な核兵器はなくそうという方向に
世界は大きく動いています。

とりわけ、被爆の実相を語る、語り継ぐこと、
1名でも多くの方に
「核兵器のない世界へ」の署名を呼びかけることは
日本の大事な役割です。

今年4月にジュネーブで開かれた
NPT再検討会議第2回準備委員会では
「核兵器の非人道性に関する共同声明」が発表されました。
これに80カ国が賛同しています。
ところが、被爆国日本は賛同を拒否!
その理由は、この声明文の
「いかなる状況下でも
核兵器が二度と使用されない」という文章の
「いかなる状況下でも」の部分が削除されないから、
というものです。

わかりやすくいいますが、
どんな状況でも、というのがダメなら、
なにかの状況ならいい、ということになります。
核兵器を使ってもよいこともある、
ということは、
ヒロシマ・ナガサキを繰り返してもかまわない、
ということになりますよね。

ありえないでしょ!

世論を広げ、日本政府に迫り、
核兵器のない世界へ大きな運動を
ご一緒につくりましょう。