2013年4月27日土曜日

外部顧問の体罰問題

市立中学校のバスケットボール部の外部顧問が
体罰をしていたことが明らかになり、
4月22日、文教委員会が開かれました。
文部科学省が2月、全国いっせいに体罰の実態調査を行い、
札幌もそれにしたがって小中学校への調査を始めました。
その集約の途中でわかったものです。
生徒自らが調査用紙に「体罰を受けた」と記したわけですから、
これは重要な子どもからの発信と受け止めるべきです。
学校長の判断で、この指導者を
「4月からの登録からはずす」(外部顧問にしない)、
としたことは正しいと思います。
当該者は「たたいたり蹴ったりしたことはある」と認めながら
「体罰はしていない」と学校に答えています。
つまり、たたいたり蹴ったりすることは体罰だ、という
認識がなかったのです。

中学校の部活動は顧問の先生が足りず、
札幌ではいま約400名の外部顧問(ボランティア)に
頼っている実態です。

依頼するにあたっては、人権を守るとはどういうことか、
部活指導と学校教育の相互関係、などの基本的なことを
意見交換や研修などを通じて深く理解するような
ルール作りが必要です。