2013年3月5日火曜日

入院機能を維持した児童心療センターを

自閉症など強度障がいを持つ子どもを診る
「札幌市児童心療センター」のあり方について、
今後、審議会に諮問されることになっています。

予算特別委員会で、それぞれの会派が質問しました。
上田市長は「児童心療センターを存続させたい」と答弁。
一方で、障がい保健福祉部長は
「病棟の可否を含めてご審議いただく」と答えました。
つまり、
児童心療センターは存続させたいが、
入院機能を存続させるかどうかは
審議会で議論してから、ということです。

私は
札幌市が「入院機能を縮小せずに維持する」という
意思をもつべきではないのか、
これまでさまざまな障がい児・者の団体や市民から
出されている願いは
入院機能があってこそのこと。
それは民間病院ではできない、公的病院だからこその役割だ。
札幌市が言う「これまで果たしてきた大きな役割」とは
まさにそのことだったでしょう?
という主旨で質問しました。

答弁は「廃止も想定して議論していただく」
という、たいへん残念なものでした。

「存続させる」「入院患者さんに迷惑はかけない」ということと
入院機能を維持させることとはベツモノです。
病院はあっても入院はできない施設もありうるからです。

そんなことは決して許しません。
入院機能を維持した児童心療センターを!
今後の議論にあたっては、ここが最大のポイントです。