2011年6月28日火曜日

中高一貫校を考えよう

6月27日の議案審査特別委員会で
市教委が計画している
「市立中高一貫校」について
質問しました。

「中高一貫校」と聞いたら
みなさんはどんなイメージを
お持ちでしょうか。
公立での設置です。
期待する方も多いと思いますが、
受験競争の激化にならないか
懸念も多くあります。

まず、中学入試について質問しました。
学校教育部長は「学力テストは行わない」と
答えました。
面接や作文、適性検査などさまざまなものを組み合わせて
決めていくそうです。
この「適性検査」がクセものですので、
ここも聞きました。
「適性検査と称して、塾に通わせていなければ解けないような問題を
出しているところもある。どういう考えの下で行うのですか。」と。
これに対し、「受験競争の低年齢化を招かないようさまざま組み合わせて実施する」
と答えています。

入学後のカリキュラムも大きな懸念要素です。

必要な授業は高校2年生までに終わらせ、最後の1年間は大学入試対策一辺倒に偏って行う
公立の中高一貫校が多くあるのです。そのことを指摘すると、
「受験に偏ったカリキュラムは想定していません」と答えました。
今後にいきる大事な答弁です。

しくみ作りなどは今年度に具体的な検討が始まります。
「子どもの権利条例」を持つ札幌市にふさわしい学校にしなくてはなりません。