2011年2月25日金曜日

登下校の安全確保を


2月22日、下校途中の小学4年生の
女の子が、トラックにひかれて
亡くなる事故がありました。
通っている小学校は
「資生館小学校」といって、
札幌・すすきのの近く、
交通量の多い
街の真ん中にある小学校です。

事故現場に行って、献花してきました。

23日の朝、私の事務所に、
「昨日は頭が真っ白で、
悲しくて不安で眠れませんでした」と
同じ学校にお子さんを通わせている
お母さんから電話がありました。

この小学校はスクールバスで子どもたちを登下校させています。
今度の4月から「スクールバス運行の縮小をする」ことを教育委員会が決め、
保護者に不安が広がる中でこうした事故が起きたのです。
急いで、教育委員会へ
次の件を申し入れに行ってきました。
①交通安全の確保を徹底すること。
②予定されているスクールバスの縮小を凍結すること、の二つです。

この学校には経緯があります。

2000年、大通小学校、曙小学校、
豊水小学校、創成小学校の4つを
統廃合する、という計画があると
新聞に報道されました。
どの小学校区も
「統廃合反対」に立ち上がり、
町内会の強い応援もあって、
連絡会議もでき、
署名行動、教育委員会への申し入れ、議会での反対の請願など、
短期間に急速に大きな住民運動が広がりました。
ところが当時の市長は、こうした住民・当事者の声を押し切って、統廃合を決定。
スクールバスの運行で「子どもたちの登下校の安全は確保する」ことが条件となりました。

2010年、上田現市長のもとで、スクールバスの運行範囲を狭め便数も減らすという提案があり、
保護者から、「安全が確保されるのか」と不安の声があがっていたところでした。

「うちの子も事故に遭うんじゃないか」とみんな不安に思っています。
スクールバスの縮小運行は、いったんやめて、あらためて考え直すべきじゃないでしょうか。