2019年10月21日月曜日

台風19号と都心アクセス道路

今月12日に日本を襲った台風19号は、
現時点で、37河川52カ所で
堤防が決壊したと報じられています。

静岡県伊豆市では24時間で717ミリを超える雨量で、
観測史上最多を更新するほどでした。
 

日本共産党は2017年の第3回定例市議会で
豊平川の氾濫の危険性と
都心アクセス道路建設の問題を取り上げています。
 

豊平川は、都心部を流れる急流河川です。
北海道開発局が制作した
「豊平川氾濫時のシミュレーション」では、
総雨量310ミリの雨が降った場合、
降り始めから39時間後に豊平川の水位がピークとなり
幌平橋下流左岸の堤防が決壊する、としています。
破堤30分後には創成川通でアンダーパスが完全に水没し、
60分後に大通公園まで浸水、
特に北2条付近の水深が深くなり、
10時間後には北区篠路・石狩ばらと付近にまで
浸水が達する想定です。
 

すでに想定を超える雨量が各地で発生しています。
創成川通に都心アクセス道路が
地下構造で建設(総工費1000億円)されれば、
いち早く水没し浸水を呼び込みかねず、
危険性が増すことになるのです。