2018年1月22日月曜日

都心アクセス道路3 -根拠乏しい効果

札幌市は、都心アクセス道路の
「期待される効果」について、
次のように説明しています。

「創成川通の死傷事故率は全道平均の約6倍」(市の説明)
→ 事実ですが、国道36号線が最も高いのです。
「平均の6倍」を強調するだけの表現に騙されないでください。

「救急搬送時間短縮による救命率の向上」(市の説明)
→ 消防関係者はこう言っています。
「何かあっても迂回が可能な一般道を使い、
高架や地下構造の高規格道路は、
都心部ではほとんど使わない」。
また、救急搬送で受け入れの多い
「札幌東徳洲会病院」や「勤医協中央病院」は、
都心ではなく、新道沿いにあります。

「石狩湾新港との連携強化で物流の信頼性向上」(市の説明)
→  石狩湾新港で取り扱う貨物は、
液化天然ガス、木材チップ、石油製品などが9割で、
それらは大谷地、東雁来、江別などに運ばれるもので、
都心部には運ばれません。
議会でこのことを追及すると答弁不能になりました。

混雑・渋滞を言うなら、除排雪の徹底を
救急搬送を言うなら、救急体制の強化を
観光客をふやしたいなら、歩いて回れる魅力的な札幌市街を
都心部への乗り入れは公共交通機関を利用しましょう