2015年3月10日火曜日

動き始めた公立夜間中学校設置

戦後の混乱や貧困、不登校などさまざまな事情で
義務教育を終えられなかった人たちが通う
公立夜間中学校について、
予算特別委員会でとりあげました。

山田洋次監督の映画「学校」(1993年)
夜間中学をご存知の方もいらっしゃると思います。

札幌では自主夜間中学「遠友塾」が設立(1990年)され、
現在は向陵中学校の校舎を利用しています。
教師などのスタッフは全員ボランティア。
卒業時のお便りには
遠友塾との出会いは、
これからの人生に希望と目標ができ、感謝一杯」、
「62年ぶりに卒業証書を手にし、
喜びと感謝の気持で胸が一杯」など、
苦労を乗り越えて支えあいながら学ぶ喜びに
満ちています。
中国残留孤児や不登校児など、
いまも夜間中学校を必要とする人が多くいます。

国会では超党派の議員連盟が結成され、
昨秋、文科省が「各都道府県に1校設置したい」との
意向を示したと報じられ、
支援充実への動きが活発になっています。
私の質問に対し、
「道と協議し、設置に向けた調査研究事業について、
札幌市教委が申請したい」
積極姿勢を見せました。