2015年1月5日月曜日

NPTとCOP21

2015年は、核不拡散条約(NPT)再検討会議が
アメリカのニューヨークで、
地球温暖化対策(COP21)が
フランスのパリで開催される年です。
人類の未来に関わる重要なテーマの国際会議に
注目です。

毎年8月に開かれる
原水爆禁止世界大会の国際会議に3回参加して、
私は世界での運動の前進を実感しています。

身を振り絞るように語る被爆の体験は、
人々に「繰り返さない」決意と行動を呼び覚ましました。
「人道上許されない核兵器」という考えは世界に広がり、
核に固執する国を
話し合いのテーブルに着かせることができるか、という
段階になっています。

地球温暖化対策はまったなしです。
昨年12月のCOP20では
「現在のペースで温室効果ガスの排出が続けば、
21世紀末までに世界の平均気温は最大4.8度上昇」し、
「人類や生態系に後戻りできない影響を
及ぼす可能性が高まる」と警告しています。
原発の稼働を続ければ
核廃棄物は溜まる一方です。
これほど地球温暖化を促進してしまう
エネルギーはありません。
ただちに原発はなくすべきです。


「効率」のよい経済活動に盲進し
自然への敬意や調和を失った人間活動の
転換が急務です。
国際社会での合意、運動の前進を
広げる1年にしたいと思っています。