2014年12月17日水曜日

8→21へ画期的躍進


(北海道から当選したはたやま和也さん 前列左から2人目)

12月14日の総選挙で、日本共産党は、
比例代表選挙で606万票(11・37%)を獲得し、
20議席を獲得しました。

さらに、沖縄1区で赤嶺政賢候補の勝利をかちとり、
あわせて改選8議席の2倍を上回る21議席となり、
衆議院でも議案提案権をもつこととなりました。

選挙結果をみて、
「自民圧勝」と評価する向きもありますが、
これは事実と異なります。
自民党は公示前の議席を減らしています。

政党の力関係をもっとも端的にしめす
比例代表選挙での自民党の得票率は
33%にとどまっています。
自民党が議席で多数を得たのは、
何よりも大政党有利に民意をゆがめる
小選挙区制によるものでしたが、
それをもってしても議席を増やせなかったのです。

さらに、安倍政権に最も厳しく対決した
日本共産党が躍進したという事実も、
民意の重要な表れです。
そして、沖縄の四つの小選挙区で、
新基地反対の候補者がすべて勝利し、
県民を裏切った自民党の候補者すべてが敗れたことも、
きわめて重要な民意として、重く受け止めるべきです。

安倍自公政権が、今回の結果をもって、
国民からあらゆる問題で、
白紙委任を与えられたと考えるならば、大きな間違いです。
沖縄から突きつけられた民意、
日本共産党躍進にしめされた民意を、
真剣に受け止めるべきです。

安倍政権がこれから進めようとしていることは、
消費税10%、「アベノミクス」、
集団的自衛権、原発再稼働、沖縄新基地
――どれをとっても、国民多数の意思に背くものばかりです。
それを強行しようとするならば、
大きな矛盾が噴き出すでしょう。

日本共産党は、新しい国会で、
総選挙で獲得した新たな地歩を縦横に活用して、
大奮闘するとともに、
あらゆる分野で一致点にもとづく共同
――「一点共闘」をさらに発展させ、
国会内外の力で安倍政権の暴走を包囲し、
日本の政治を変えるために頑張りぬきます。