2014年8月14日木曜日

原水禁2014世界大会

8月2日から6日まで 広島に行き、
原水爆禁止2014世界大会参加しました。

開会総会で 日本被団協の児玉三智子さんは、 
静かにゆっくりと被爆体験を話されました。 
昨年は怒りに満ちた発言でしたが、 
今回は悲しみが深いことが伝わる発言で、 
3年半前に亡くなった娘さんに
「最近無性に会いたい、 
声が聞きたい、抱きしめたい気持ちがつのっています」と 
声を震わせて発言しました。





5日の午後から始まった世界大会で
国際会議宣言を報告した冨田さんは
「核抑止力論には一片の道理も道義もない」と強調。
そして、安倍首相の集団的自衛権行使容認を
渾身の怒りを込めて批判しました。



「核兵器のない世界を」というゆるぎないテーマで 
毎回新鮮な感動をおぼえるのは、 
そこに世界各国の市民運動の 
確実な前進と連帯が広がっていることが 
生き生きと報告されるからだと思います。 

そのもっとも中心的なものは被爆の実相を語ることです。
 国際会議でも世界大会でも語られた被爆者の体験は、 
何度聞いても胸が締め付けられるような、
身体中の血液が逆流しそうな恐怖を覚えます。
被爆直後のむごい光景、
「明日、自分が、我が子が、突然死ぬかもしれない」という恐怖、人生の節目節目で差別的な扱いをうける怒り。
これら一つひとつが
いかに残酷なものであるか、
その非人道性を伝え広げることが、
もっとも確実な核廃絶への道だと
心を新たにします。