2014年2月13日木曜日

保育の質を守って待機児童解消を

しんぶん赤旗(2月9日付)に
「無資格者ゼロの保育所も」という記事が
載っていました。

札幌市も保育の質を低下させた国基準を
基本としていることは大きな問題です。
特に顕著なのが、
ビルの一室を認可園にしてもよいこと、
「保育ママ」においては、
有資格者を3名配置すれば
あとの2人まで無資格者でも
一定の研修を受けたら保育(補助者と呼ぶそうです)ができる
という国基準を、そのまま導入している点です。
厚生労働省の調査によると
2013年の保育所での死亡事故は19件。
その内訳は認可園4件、認可外15件となっています。
事故発生時のある調査では、
有資格者率が認可園100%、認可外では50%。
保育の専門性と人員配置は命の最大の保障です。
近所に公園があればビルの一室でもよいとしていますが、
園庭に置く小さなビニールプールで
ちゃぷちゃぷ水遊びすることなどを
どのように保障するのでしょうか。
国が基準を緩めたことにも、
札幌市独自の防波堤策がないことにも
私は怒っています。
待機児童の解消は、
保育の質を守ることが大前提でなければなりません。