2006年に富山がLRTを走らせた、というニュースを知ってから
「一度は見て話を聞いてみたい」と思っていました。
11月12日、13日に富山市へ視察に行きました。
富山港線、市内線、それぞれ違う背景がありました。
共通するのは、
市民の足の確保、まちの活性化、低炭素社会の実現です。
特に、
マイカーからLRTへと移動手段を変えた人が多かったこと、
平日日中の高齢者の外出が増えたこと、などは、
福祉と環境の解決にLRTが大きな役割を果たすことが
証明されていると思いました。
民間の「富山地方鉄道」が運行していますが、
人の確保、技術の継承、
安全運行のための整備や点検に苦労しているそうです。
それらを富山市が支える形で
経営形態を検討しながら整備をしました。
民営だからLRT化・環状化が進んだというよりも、
経営で苦労している民間を富山市が支えているのです。
アンケートでは8割の市民が市の事業を評価していて、
「うちの前を、うちの地域を走らせてください」という
要望が絶えない、とお聞きしました。
新幹線の開通にあわせて、
駅の南口と北口をつなげ、
相互乗り入れなどをこれから進めるそうです。
また、南部への延伸も考えているとのことです。