2010年のこの会議では189カ国で
「核兵器のない世界」を作ることに合意しました。
これは大きな前進です。
同時に、合意はしたものの、核保有国は
「核を保有していることが、これ以上の核を
保有させない力になっている」（これを核抑止力論といいます）
との考えからまだ脱却できていません。
どのようにして合意から実行へうつさせるのか、が
当面急がれる課題です。
そこで、今年の4月、
「核兵器が二度と再び使用されないことを保証する
唯一の方法は、それらを全面廃棄することしかありえません」とNPT再検討会議準備委員会の共同声明が発表され
80カ国が賛同しました。
ところが、この声明に日本政府は賛同を拒否し、
国内からも世界からも大きな批判を受けています。
そのようななかで開かれるのが、
今年の原水爆禁止世界大会です。
日本の平和運動は、世界を牽引し、
大きな連帯を作りだしています。
核廃絶のアピール署名を多くの人に呼びかけて、
この会議と大会の成功に向けてがんばりたいです。
