2013年5月14日火曜日

呆れた少子化対策「女性手帳」

「妊娠・出産適齢期を知らない女性が多いことが
晩婚・晩産化の原因」だとして、
政府は少子化対策として「女性手帳」を
10代から導入する方向、と報道がありました(5月5日)。

たいへん押し付けがましい、余計なお世話だ!と
腹立たしく思っています。
適齢期の話をしている時点で、
その年齢を過ぎた女性を傷つけていることすら
わかっていないようです。

妊娠は女性一人ではできないのに、
どうして「女性手帳」なのでしょう?
男女共同参画という視点があるのでしょうか。

いつ結婚し、いつ出産しようと、人それぞれです。
人生設計に国が口出ししていいのですか?
多様な生き方に寛容であるべきです。

そもそも、これが少子化対策の一環で議論されているのは
的外れではありませんか?
低賃金で生活できない、
長時間労働で子育ての時間がない、
保育所不足などの問題こそ、政治が解決すべきことです。
かつて「女性は産む機械」と発言した閣僚がいましたが、
これも安倍政権下。
「生めよ増やせよ」の時代がお好きな首相の
時代錯誤の政策に呆れ返るばかりです。