2012年12月2日日曜日

児童心療センター関連の緊急集会

「子どものこころと育ちの医療・福祉を考える緊急集会」に
参加しました。(12月1日)
札幌市児童心療センター(旧・静療院児童部)の
今後をどうしたらいいのかみんなで考えよう、と
呼びかけられたもので、約130名が集まりました

11月13日の札幌市議会厚生委員会では
医師と行政職との意見の相違があったこと、
それが修復されないまま
複合施設化計画が進行していること
などが明らかになりました。
この集会では、そうした議会の様子も紹介しながら
静療院の歴史や役割について語られ、
親から、施設職員から、専門職から、フロア発言が続きました。
強度の行動障害をもつ子どもたちとその家族の支援、
一つずつ積み重ねている実践。
涙なしには語れない苦労と喜び。
まだまだ札幌市のシステムは十分ではないことも
あらためて実感しました。

そして、なぜ医師が4名もいっきょに辞めてしまうのか
今後の児童心療センターをどうすればいいのか
を考えたとき、
「市民との共同」という思想と実践を
喪失しているのではないか、
という疑問が多く出されました。
「施設整備計画を根本的に検討しなおすことを望みます。
その際、検討する会議には、
利用者・市民を代表する人々を加えることを望みます」
という要望など4点を
集まったみんなの総意として市長に出そうと
確認されました。

11月13日の厚生委員会は
私が厚生委員会委員長として求めて開催したものです。
市民と議会が力を合わせるときだと感じています。