私が代表質問で取り上げたことのひとつに
公契約条例がありますが、なんのこっちゃ、わかりますか?
札幌市は、公契約条例を作ろうとしています。
日本共産党は、この制定は大事だと思っています。
公契約、とは
札幌市が発注する民間業者への工事契約や委託契約などのことです。
例えば除雪。
実際にみなさんのお宅の周りを除雪してくれているのは
札幌市が契約した民間除雪業者です。
その委託契約の金額が下がってるんです。
不況で仕事がない時代です。
札幌市の仕事がもらえれば、収入を得ることができるので、
除雪業者は、できるだけ低い見積価格で入札します。
市は支出を抑えるために、低価格で入札した業者と契約して除雪を委託します。
低い価格でも仕事がほしい業者と
低い価格で仕事をしてほしい札幌市。
これを繰り返していくとどうなるでしょうか。
官製ワーキングプアが生まれてしまうのです。
それに歯止めをかけるためにルールを作ろう。
これが、めざす「公契約条例」の制定です。
指定管理者まで範囲とするのか、
工事を請け負った業者の下請けまで範囲とするのか、
どのようにしてルールが守られているのかをチェックするのか、
どこまでをヨシとして、どこまではダメとするのか、
国のルールがない中で、自治体独自の条例を作るので
私の代表質問の答弁では、
「適正な労働環境の確保は重要、実効性の確保については今後詳細検討」
というところまでとなっています。
まもなく、札幌市から「案」が出されます。
コーケーヤクジョーレー(公契約条例)という言葉が出たら、
官製ワーキングプアをなくすためのもの
という視点で読んだり聞いたりしてくださいね。
中味はこれから、ですから(゜∇^d) !