紙智子参議と一緒に
札幌中央卸売市場に行きました。
セリの様子などを見せていただいたあと、
卸会社の方と懇談をしました。
おいしそうな桃でしょ♪ 福島産の桃です。
昨年は天候が悪く品質がよくなかった福島産の桃、
今年は良質です。
でも、価格は昨年の2分の1から3分の1までに
下がっているそうです。
福島産だけでなく「桃」というだけで売れない風評被害にあっています。
「あれだけの被害にあって避難して、戻ってきて畑を見て、
それでも『もう一度作るぞ』と言っている福島の農家をなんとか支えたい。
冬になると作物のとれない北海道にとって、
北関東は大事な仕入れ先だ。」
卸売市場の方がこう話します。
30年かけて福島の農家を育成してきた卸売市場。
JA相馬とは年間約2億円の取引がありました。
市場に入ってくる福島産の青果は価格が下がっています。
いまは、市場が差をうめて下支えしていますが、
「価格差は東電に補償してほしい」と言ってました。
当然の要求ですね。
セリの様子です↑↑
見学していると、卸ではたらく男性が話しかけてきました。
「テレビでやってたけど、リンゴの皮を剥くのにさ、
いまの若い女の子、何を使うと思う?
包丁とピーラー(皮むき器)とはさみが置いてあったらさ、
ピーラーを選んで剥いてるんだよ!?どうなってるんだ?
男の子なら、はさみを選んでるからね、どーもならないっしょ!」
卸ではたらく人たちは、農家の衰退問題から、消費者の食育まで
よく見ているな、と思いました。