10375名分の署名を市長に提出した
札幌の市電の延長を求める署名運動は
昨日の「報告集会」でひと区切りつけました。
1975年の地下鉄建設にあわせて
全線廃止が決まっていた市電を
沿線住民の運動で残してきた今の路線。
住民運動と力をあわせ、残して延長を、と求めてきた日本共産党札幌市議団の
未来を見る眼は確かだったし、
これからの公共交通政策でも先進的な役割を果たさなくては、と
思った集会でした。
「延長に反対」という人の声にどうこたえるかが、
これからのポイントになると思います。
反対①赤字路線を延長して借金増やしてどぉする!
→ 市電に税金使ったらダメですか?
道路建設に市民の税金使いますよね。
いま「エコカー、ハイブリッドカー」1台に70万円国から補助が出ます。
個人が買う車に国が補助する時代です。
公共の乗り物に国の補助を増やしていいんじゃないですか。
そもそも、乗車料金だけで経営を成り立たせる、という日本の考えは
世界の流れから大きく遅れていると思います。
反対②中央区という一部の地域しか乗れないじゃないか
→ 札幌の道路、地下鉄、公共施設、すべて
札幌都心部に集中するように作られています。
私たちは市電をJRや地下鉄に乗り継ぎできるよう求めています。
そうすることで市電の利用者は増えますよ。
みんなが乗れるようになるんです。
特定地域の乗り物にしないためにJR札幌駅・桑園駅・苗穂駅への
延伸を求めています。
将来は、いま放射状にある地下鉄南北線・東西線・東豊線を
グルリと環状化させる役割を市電が担う時代がきます。
私たちはそうした展望をもちながら運動を進めています。
「公共の福祉の増進を図る」という自治体の役割は
公共交通の充実も含まれます。
市電は「動く道路」と考えると、
すっきり理解できるかもしれません。
なぜ、メトロの街=パリで
いま路面電車(LRT)建設がすすめられているのでしょう。
その答えをさがすつもりで
札幌の市電や函館・広島などの路面電車に、
機会あれば世界各都市のトラム・LRTに、
乗ってみて下さい。
あぁ、マジメに論じてしまったε-(´・`)
次は遊びネタにしよっと・・・。