2018年2月26日月曜日

新たな学校統廃合計画案

「札幌市では、少子化の影響により、
児童生徒数の減少とともに
1校あたりの学級数が減少する
『学校の小規模化』が進んで」いるとして、
「学校規模の適正化を推進」する
「基本方針案」が示されました。
クラス替えが困難なため人間関係が固定化する、
切磋琢磨する機会が減る、
活気が生まれにくくなる、
運動会などの行事に必要な体制を整備しにくい…
などさまざまな「課題」を教育委員会は並べています。

そうでしょうか。

人間関係が固定化する、というのは
安定した人間関係が築ける、ということかもしれません。
切磋琢磨する機会が減ると、
のびのびとした学校生活を送れるかもしれません。
運動会は地域の人や隣の学校との協力でやることもできます。
どう工夫して子どもたちをはぐくむか。
それが教育者としての仕事です。
教育委員会は、教師の力を信じていないのではないでしょうか。

世界では、学校規模(初等教育)は100~200人程度。
しかも1学年1学級でクラス替えがないのが一般的です
そのことは、WHO世界保健機構も「望ましい」としています。
先生と子どもがじっくり向き合える教育環境は、
小規模校がふさわしいのではないでしょうか。
厚別区で行われている統廃合に対し、
地域党支部主催の「学校統廃合問題のつどい」が開かれ、
PTAの人たちも集まったと聞きました。
かつて中央区で起きた
「4小統廃合計画の撤回」運動が沸き起こりました。
それぞれの校区に「会」が作られ、
地域から統廃合反対の声を集め、
教育委員会に説明の場を作らせたり厳しいやり取りをしました。
こうした経験を市内に広げながら、
教育委員会が一方的に押し付ける
学校統廃合計画」を止めさせたいと思います。