2014年4月21日月曜日

待機児童と超過入所解消の保育所を


 
札幌市内の保育所待機児童は
1751名にも上っています(昨年10月1日現在)。
これが、厚生労働省の待機児童の定義にしたがうと
824名になるというトリックは、
1か所にのみ保育所入所を希望している人や
自宅で仕事をしている人などが含まれないからです。

札幌市の言う「待機児童解消」とは国の定義なのか
実態に即したものなのか、
日本共産党市議団は議会で質問しました。
札幌市が「国定義以外の待機児童を含め、
2014年度末までに」と答えたことは、
大事なポイントです。

もう一つ見落としてはならない実態が超過入所です。
市内の認可保育所全部で2万1527名の定員に対し、
入所している子どもは2万3838名(3月1日現在)。
2311名(110.74%)は定員を超えた分ですから、
保育所が不足している子どもの数として数えるのが
本来のあり方です。

待機と超過を合わせて
約4000名分の保育所が足りない実態ですが、
市は今年度中に1180名分を整備し
次年度当初には待機児童をゼロにすると言います。

これで実態に合うのでしょうか。
計画の上乗せが必要だと思います。