2013年10月10日木曜日

マンション支援策の具体化を

札幌市は2011年に
「分譲マンション管理実態調査」を行っています。
築25年を過ぎた827の管理組合を対象としたもので、
そのうち38.3%が中央区。
ダントツに中央区にマンションが集中しています。
調査結果によると建て替え検討中は25件。
「建て替え計画に至っていない理由は
区分所有者の関心の薄さや費用負担問題」とのことですから、
市が支援する必要があると思い、
決算特別委員会でとりあげました。

マンションの共用部分(集合玄関や外壁・エレベーターなど)は
入居者で構成する管理組合が管理し、
10~15年を目安に大規模修繕を行う必要があります。
そのために、毎月の「管理費」のほかに
「大規模修繕積立費」を集めているところがほとんどです。
家族構成や収入構造などが違う人が住む集合住宅で、
入居者の総意で修繕や建て替えを決めるのは一苦労です。
あと10年住もうとするか・しないかで、
積み立ての賛否が分かれやすいのです。

すでに東京や大阪で建て替えも始まっていますので参考にして、
課題や目的を鮮明にした市の支援策が必要だと思います。