2011年9月27日火曜日

総合交通計画の柱を環境に

第3回定例市議会が始まっています。
9月22日の本会議終了後すぐに財政市民委員会が開かれ、
付託された工事の契約関係の議案と
市民まちづくり局から出された
「札幌市総合交通計画」について
質疑しました。


総合交通計画は、長期計画20年と
短・中期計画10年トータルの
バス、自転車、地下鉄、市電など
交通全般について
どんな将来を描くのか、という計画です。


この計画、「2020年には市内CO2排出量 削減」
とは書いてあるのですが、
どのぐらい削減するのかという目標数値がありません。


札幌市環境局は市内の温室効果ガスを
「2020年には1990年比25%削減」と
目標数値をもっています。
私は、それに見合った目標が必要、と
質問で迫りました。
それから、パークアンドライドの充実も計画に盛り込むべきだ、と求めました。


パークアンドライドとは
家から駅まではマイカー、そこから公共交通に乗り換えて
市内中心部へは公共交通で移動できるよう
地下鉄駅などに駐車場を設けて誘導する駐車場施設です。
札幌市内にパークアンドライドの駐車場はあるのですが、
利用率は47%。
月ぎめの駐車料金の割引制度はありますが、
さして安くもありません。
ヨーロッパなどで環境対策として進んでいるパークアンドライドは
公共交通に乗り換える車は駐車料金0円とか、100円程度とか
とにかく安いのでみんな利用するんです。

この「総合交通計画」は
10月中旬過ぎに市民意見を募集する予定になっています。
環境負荷低減の目線で、この計画に意見を寄せてください。